今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

官房長官はセクレタリーか

昨日のブログ記事で太字になった所は、インドネシアでコロナ災害に関わる多くの省庁の長は、頻繁にメディアに登場しているようだと云う部分であるが、

日本では首相と都知事を除けば菅房長官が時々テレビで見る程度かなぁ。所で、

日本の官房長官は正しくは内閣官房長官と言い、内閣法で内閣官房の事務を統括し、職員の服務につきこれを統督するとあるが、一言で言えば各省庁や各政党・会派との調整役や政府としての公式見解などを発表する「政府報道官」(スポークスパーソン)としての役割である。 

英語で言えばChief Cabinet Secretaryとあるのでアメリカはどうかとこの役職を探るとSecretary of State of USAがあり、あの有名な国務長官であるが、これは日本で言えば外務相であるという。なるほど確かにアメリカには別に外務省はなく、世界に覇権を唱える国は、外務とは世界の中での調整であるので、大変なものだ。だからアメリカの中での順位も大統領に次ぐNo.2となる。
現在はポンぺオ長官である。

日本の官房長官も副首相を横に置けばNo.2はNo.2であろうが、主な業務が政党間調整とかなので格が違う感じがする。

トップを支えるクラスには、アメリカでは副大統領(ペンス)がおり閣僚級の首席補佐官(メドウス)もいるが、インドネシアと比較すると、

面白いことにはインドネシアの閣僚には国家官房長官(Sekretaris Negri)と内閣官房長官(Sekretaris Kabinet)及び大統領参謀長(Kepala Staff)と3人もいる。Sekretarisに限っても国務長官官房長官がいることになる。

この辺りが少し気になって書いて見た。
f:id:nishimikyohei:20200420111711j:plain

これは国会、 余り関係ない 大統領官邸ならこちらだがどちらも2006年のもの

f:id:nishimikyohei:20200421141740j:plain