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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

インドネシア証券市場と外資系証券

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10月1日に韓国系未来証券がインドネシアの株取引でトップになったニュースを流したが、同じようなニュースはいつもあり、未来はトップ証券の座をいつものように占めていたことになる。
取り引き額は毎日もデータはあるが、1週間単位がニュースになり、8月最初の週のニュースではTop10が出ていたのでこれを書くと トップはMiraeで取引額10兆ルピア、2位がJP Morgan 8兆、以下Mandiri 7兆、Indo Premier 5兆、UBS、Credit Suisse、Maybank、CIMB、CLSA、Morgan Stanley 3兆と兆台で続くが、如何に外資系が多いかが解かる。
インドネシア証券取引所(BEI:IDX)会員の証券会社は109社で日系は野村と日興が下の方で目に入ることが出来た。

ジャカルタ証券取引所(BEJ)は嘗て10年~20年?と上場企業が24社しかなく、それが尾を引いていたのか、最近まで相当蔑まれてきたようだが、今はどうだろう。
世界の証券市場と比較する場合、上のような取引数量でのランクより、上場企業の時価総額がベースになる。最近見掛けたのを紹介すると、2018年でトップは米国の30兆ドル、以下2位は中国6兆、3位日本5兆、インド、英仏 3兆台から、カナダ・独1.8兆、韓・豪1.3兆である。アセアンを見るとSPR 6,900億、タイ5,000億、インドネシア4,900億、マレーシア 4,000億となっている。(mana@bowより) 無理を承知で切り上げれば、インドネシアは兆台の先進国入りである。
上場企業数もあれから毎年増え続け現在は713社となっている。日本お3,474社には及ばないが、むかし日本の100分の1であったこの国が、今は肉薄中なのである。

追記:野村証券が気になったので調べると2019年Fact Bookによると証券会社メンバーは63社
の中に野村はない。(Oct.15)