最近の政権を主体に、日本の賃金の低さを誤解して、そこから財界などに賃金引き上げなどを指導・主導・主唱していたが、政治が勝手に経済に関与しており、その上理屈も間違っている。こちらもはっきり覚えてないが彼らの考え方の基本はこうだ。アメリカでは日本のラーメンの価格が2,000円以上もして現地で$16だ。彼らの平均賃金も高く$16もなんとも思わなく相応なのだろう。いまOECDの最近の資料では米国は6万9392ドルで日本は3万8515ドルで低すぎるということらしい。
所得とラーメンの価格比較をすると;16ドルは賃金の0.023%であるが、日本は仮にラーメン800円として、日本の平均賃金433万で比率を出すと0.018%となるので、日本はアメリカとそう変わらなく、わずかな差は日本の方がラーメンを安く食う事が出来る。流石本場だと言う話となる。
そして賃金を7万ドル近くに引き上げるよりラーメンを1000円にするよう主導した方が簡単となる。 しかし、これだけではどちらともいえるという事でどちらもナンセンスという事になろうか(賃金引き上げを否定するものではないが)
こうした国際比較は換算レートを用いれば簡単であり、将に換算レート次第であるが、現在の投機筋や政治筋が作っている実勢レートは本当に正しいのかと信用できないので、素人は目に見える実際物価比較で出したレートが信頼できるように思える。
ラーメンは本当にそうなのか少し狂乱気味なので これで換算レートを作ると50円/$1となるが、序にRpも見ると:
ラーメン 16ドル 800円 Rp55,000
対$レート 1 @50円 @Rp3,437
これはちと行き過ぎなので、よく言われる価格が安定しているマクドナルド価格と序に牛乳価格でレートを出すことにする。
マック 5.15ドル 日本390円 Rp35,000
対$レート 1 67円 Rp6,034
牛乳 2.69ドル 200円 Rp20,900
対$レート 1 @ 74円 @ Rp7,769
ここで牛乳で出した換算レートは円もRpもいつか見た現実的なレートになる。Rpで言えば現地の物価は何でも安く、誰かが作り上げたレートは植民地的見方から離れられず見下げたレートだなと思いつつ、こっそりそれでRp安を楽しんだ(助かった)ことを思い出す。
もしこれを昔の値段で @80円、@8,000とすると、多分経済は混乱するであろうが、多分それは一時的であり、今迄楽をした者がそれを吐き出すしっぺ返し的なものだから実現することを期待したい。もしそれを理想的レートとして(実現したとして)今のGDPを計算すると
GDP 500兆円(2021) Rp19,588兆(2022)
世界ネタ(2021) $4.93兆 $1.19兆
世界ランキング 3位 17位
同一人当たり $39,301 $4,361
世界順位 27位 117位
理想ドル相当 $ 6.25兆 $ 2.45兆
順位可能性 3位(不変) 8位
人口 1.2 2.8
理想一人当たり #52,000 $8,800
順位可能性一人当たり 16位 80位
現在日本の一人当たりは世界の27位まで落ちており、更に続く円安でいくらでも落ちてゆくことが出来る。インドネシアは国力のGDP総額は世界17位と20位以内をキープしているが一人当たりは117位で可哀そうである。そして今、小生が理想と言う牛乳購買力平価でやっても80位までしか上がらず、日本もまだ16位なのである。
総額を増やす知恵と議論がない以上方策は円高しかない。未知数ながら新日銀総裁の日々の改善努力を、苦しい生活に耐えながら叱咤激励するしかなかろう。先ずは金利を2%引き上げることだろう。言うばかりのインフレ目標より、これは易しいはずだ。我々30年間も無金利で多分金融界・産業界・企業に楽させた付けが今来るのだ。とりあえず、
“牛乳購買力で円高・金利アップ”を日本再生の6番に入れて置こう。
- 印鑑廃止;行政も試行途上か
- 年号廃止;個人的には廃止済で99%生活可能
- 日本語縦書きから横書きへ:個人的には100%実施済で生活可能 ゴアよりGOWA
- 次は数字の万や億の廃止 ブログでは主張すみ
- 産業立国・貿易立国の掛け声をもう一度 (今や設備投資はインドネシア並だ)
- 忘れた金利概念、円安の甘え 牛乳購買力平価で昔の力を思い出そう)
- 少子化省とか婦人幼児省より青年省を (インドネシアに見習う)
- 1円を1ドルと同格とし、且つドル表示で円高化へ努力を
- TV等の井の中の蛙と上位目線とか改善
追:昨日米国は0.5%金利引き上げで4.75%になっている。それなら日本は5%を目指さねばならない。しかし米国はインフレが激しいと聞く。金利率よりもっと高いインフレだから減価は明白だ。 リーマンショックから何かおかしかった。