今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

サリナーは何処へ

Sarinah from the back 2010

GARUDAは何処へとその行方を追った時、観光分野の持ち分会社のInjourneyの子会社リストを見ると以下の6社が入っていただけで一時この中にあったGarudaの姿はなかった。

  • PT Angkasa Pura I,

  • PT Angkasa Pura II,

  • PT Hotel Indonesia Natour,

  • PT Pengembangan Pariwisata Indonesia,

  • PT Taman Wisata Candi Borobudur, Prambanan, & Ratu Boko,

  • PT Sarinah

PT Pengembangan Pariwisata Indonesia, という会社もなじみがない。この会社はICDCともいうそうでIndonesia Tourism Development Coporation だが、1972年に設立されたBali Tourism Development Corporation (BTDC)を源流にするという。Nusa Dua1ケ所をメニューとする観光会社では物足りないがICDCとしたときにロンボクのMandalikaを加えたようだ

 

所で観光クラスターのホールディングはInjourneyと呼ばれるが正確にはPT Aviasi Pariwisata IndonesiaAVIATA)であるが、元はPT Survai Udara Penasと言う航空測量を担当する国営企業だが、1945年のインドネシアの空軍の「空中射撃飛行隊」(Skuadron Pemotretan Udara)を源とする。

観光の重要性が益々高くなる中、このような会社が持ち株会社になったのは何か伏線があるのだろうか。Sarinahデパートメントはリノベーションをして観光目玉にした様で嘗てBerdikaliや PPI などと小売り流通部門にいたものである。

 

国営航空会社のGarudaはCTグループが触手をみせたが増資引き受けには乗らずぺンディングとなった。もう一つの国営航空Merpatiは航空事故を起こしたあと今は無いのでこの観光クラスターには空港整備管理会社と空中測量会社と観光目的地のSarinahを並べて見ると、チグハグ感がのこる。

 

この他には未だ子会社となってない会社にPerum LPPNPIと言うのがある。

正式には、Perusahaan Umum Lembaga Penyelenggara Pelayanan Navigasi Penerbangan (Perum LPPNPI)で、これは株式会社ではなく公営の公団で英文のAirNav Indonesia方が通りが良い。従来はAngkasaが担当していたのを国際審査機関の韓国で分離した会社らしい。 益々Garudaはここにいて欲しい感じである。

サリナーは多分一度は行って見たいが、youtubeで辛抱した。

行きつ戻りつするが、AirNaviのSOEは2012年に設置されて、航空航法サービスを任され、その担当空域(フライト情報地域:FIR)をジャカルタFIRとウジュンパンダンFIRの2つの空域に分けている。この業務は、従来PT Angkasa Pura IおよびIIとが担当していたが2005年と2007年のICAO USOAP監査において、その体制では飛行安全要件を満たしていないと指摘され、その勧告に基づいて分離設立したものである。つまり従来Ankasa Puraが担当した空の飛行管理を新会社に移し、陸上の空港自体の管理と港内航行の管理に専念することとしたものである。