今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

アマゾンのAWSは歓迎か


先日の新進女性富豪のDCIデータセンター・インドネシアのブログで米国のAWSも50億ドル投資するニュースに触れたが、どういう意味なのか。昔GAFAインドネシアに支店などの拠点もけず、納税もせず利益を持ち去っていることが問題になり、その流れの結果の拠点を設ける話かなと思ったが、AmazonとIndonesiaで検索してもAWSの話しか出ないので確かにそういう面も感じられる。
AWSとはアマゾン・ウェブ・サービスでアマゾン・コムがオンラインストア展開で蓄積した技術によるクラウドコンピューティングサービスを提供する事業である。Eコマースの納税は日本でも何とか感とか言って揉めていたが、結局アマゾンジャパン合同会社を設立し新規分からか売り上げに計上することになったが、この伝で行くとすればある筈のPTインドネシアアマゾン法人は未だないようだ。その代わりと言う訳であろうか。アマゾンはこのリージョン開設で向こう 15 年でインドネシアに 50 億ドルを投資し年間2万4,700人の雇用創出が見込まれると説明していた。
リージョンとは何なのか知らないがアマゾン・コムで、気になる点としてアメリカ国外でサイトを運営している国はイギリス、フランス、ドイツ、カナダ、日本、中国、イタリア、スペイン、ブラジル、インド、メキシコ、オーストラリア、オランダ、トルコ、アラブ首長国連邦シンガポールサウジアラビアスウェーデンの18ケ国らしいが、本来インドネシアがあってもおかしくないはずだ。
そして使用している言語は11言語で当然上記に入ってないインドネシア語はない。

リージョンとはAWSの展開地を言うようでこれとは違うようなので、本業の拠点設置の点での改善はない。

小生はアマゾンに不当に長期に月料金を引き落とされた事があるのでその後近づいてない。
また、クラウドサービスとかデータセンターとかはまだピンと来ない面もあるので、今少しキャッチアップしなければならない

3人の富豪を生むインドネシア・データ・センター

今週2021年Forbesの富豪リストが発表され、今年IPOしたばかりのDCI社の3人の創業者が1夜にして大富豪になっていたことが解った。

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3人は以下の通りで名前から女性のようだ。Marina女史が監査役会長でTotoさんが社長である。Hanさんは顧問か何かだろうが、今現在の株主リストではTotoさんが29.9%保有筆頭株主でMarinaさんが22.5%、Han さんが14.1%を保有している。そしてなんとA.Salim氏も11.1%保有しているのだ。
     Otto Toto Sugiri : 第19位 資産 US$ 2.5 billion  取締役社長

     Marina Budiman:第30位   US$1.5 billion 監査役会
     Han Arming Hanafia:第37位  US$1.2 billion

偶々データセンターについては 9月末、NTTがインドネシアでを開設したニュースがあり、BigNewsだと勇み立ったことがあり、調べるとこれは3番目であり、日本ではもう多くの会社が並び立っていたので、新しいフォルダーを作って次のニュースを待っていたようなものである。と言うよりも我々の時代は文書保管倉庫を作ることに着想するのが精いっぱいだったし、現在高度な機能も持つだろう内容の理解に付いて行けず、データセンターも安全保管出し入れの基本機能がベースの様に見受けられ、次の課題に置いていたものであった。A.Salimの株主登場に驚いたのは毎月まとめている投資環境トピックスの11月度に
10/21サリム、容量 15MW のデータセンターインドネシア・スクセス・マクムール開設へ と言うニュースを取り上げ、あと一つ、

11/4 スマートフレン、データセンター事業でUAEの企業とMoU。

と言うニュースと共に大きなトレンドとしてB. IT/デジタル先進工業化 としてまとめていたからである。

このDCI社のIPOは今年1月6日で3.6億株15%を株価420ルピアから公開し2,000億ルピア弱資金を得たが、この株価はその後急上昇し6万ルピアの150倍に化けたのである。現在は12/17現在でRp39,500 である。そうすると時価総額は39,500x360,000,000/15% =94.8兆ルピアとなる。因みにこの25%なら15億ドルで概ね一致する。
該社は2011年設立で従業員98人程度のServer,colocatin serviceだというが、他に他社の動きに、2/25 マイクロソフト、イでデータセンター開設計画もあり、風雲急を突く感じはあったのかなと今思う。
NTTなどと何が違うかとか彼等が提供するサービスの理解と活用については次回の課題である。

追:14日には米AWSインドネシアジャカルタに新リージョンを開設というタイトルが躍っていた。

追記 12月21日

上記文中のNTTの3番目のデータセンターのニュースは2019年であり、以下の様に報じられていた。

6/28 NTTインドネシア・ネックスセンター、イ内3カ所目のデータセンター開設へ。

AWSもNTTもデータベースも小生には大きすぎて慌てている。別ブログとしよう。

 

2021年 インドネシア重大ニュース

今日15日、ここ1ケ月程度のニュースから1年分を作って見た。10個のタイトルが1年のトピックスを表している。

社会に不安を齎す犯罪は少なく、リーダーに対する敬意高く、他人の足を引っ張ることが少ない国情がはっきりしてきた。

1.    国造り政策に挙国一致
12/11  税法調整法案の後は財政均衡法案可決、消費税アップ・地方税整理・環境新税
12/11 複数議決権株式規定を公布、新興企業の上場を促す狙い。新テクノ活用が条件
12/11 6産業クラスターを開発。▽クリーンテクノ▽総合薬学▽持続可能な農業▽エコツーリ ズム▽化学原料・製品産業▽低炭素エネルギー産業。

2.    国際的地位向上、着々と成果
12/13 米国務長官が来イ、イ外相と会談。
11/22 イ外貨建て長期国債の格付けBBBで据え置き、見通しも『安定的』:フィッチ。
11/21 イは2022年のG20ホスト国(22年11月まで)、効果GDP7.4兆ルピア拡大
11/22 デンマーク外相が来イ、グリーンエコノミーなど持続的戦略的提携で合意
11/24 来イの仏外相がイ外相と会談、地域の課題について。
11/4  アラブ首長国連邦が計 327 億ドルの対イ投資約束、ワクチンの製造・供給など。 

3.    気候変動対策に前向き発進
12/11 プルタミナPLN、グリーン水素の開発協力締結。
12/08 CO2回収貯留(CCUS)技術導入に関する法整備を、来年半ばにも完了目標
11/29 炭素税の導入は炭素市場の活性化を狙ったものと財政政策庁長官。
11/30 2027年までに石油燃料の輸入停止へ、エネ相が目標。
12/2 加工食品の包装規制を改定へ、BPAフリーの義務付け
11/1 COP26グラスゴー:イは 2060 年までのカーボンフリーを目標

4.    外資大口投資もラッシュイン
12/7 星、マレーシア、中東の投資家がイ地場の小売フランチャイズの買収に食指
11/24 エミレーツ、北カリでアルミ工場着工へ、イナルムも参加
11/5 ドバイ・エキスポ 2020 で計 350 億ドルの対イ投資コミットメント獲得、脱炭素化

5.    IT産業活発
10/31 イのスタートアップ企業 2,305 社、米、印、英、加に続く世界第 4 位の数。 
10/22 イではユニコーン企業 11社誕 生 、GoTo 、OVO 、ト ラ ベ ロ カなど  

6.    国営企業のホールディングCo、企業力アップ
12/2 セメン、BTN、BNI、クラカタウ、キミア国営5社が新株予約権無償割当増資へ
12/08 大手銀行、インターネット上の個人間融資PtoP事業者との連携、9月末で3兆
11/26 金融、工業団地、人材、建設、製造、メディア・テクノロジー、物流の各分野の国有企業16社をダナレクサ傘下に統合ホールディングカンパニー化へ。
11/22 ミトラテル国内最大のIPO(25兆)、インドネシア投資公社がアンカー引受へ
10/25 BI の新決済システム『BI ファスト』導入、送金手数料2,500 ルピアに引下

7.   ジャワ島外への開発

12/00 スーパー優先観光地 5 (トバ湖、ブアンバジョ、マンダリカ、リクパン)開発
12:00 東カリ新首都産業化ロードマップ
9/13  経済特区 19 カ所の 32.76 兆ルピアが実現し 26,741 人の雇用創出 
9/20 投資がジャワ島外に移行トレンド、2020年は過半がジャワ島外とBKPM長官。

10/2 第 20 回インドネシア国体パプアで開幕、10 月 15 日まで。 

8.災害の年  コロナは制圧中
12/04 スメル山噴火で、9日迄で、死者計43人が死亡、13 人が行方不明
海軍潜水艦がバリ沖で沈没、艦長以下全海兵53名、Sampai Jumpa歌いながら散華

9.   国境厳重警備と地域の平和が念頭
12/5 訪中した海事投資調整相が中国外相と会談、一帯一路など。
11/23 政治法務治安担当調整相と内務相がナツナで国境警備を視察。

10.    日本の眼も不動産投資からインドネシア企業投資
11/30 東京センチュリー、リッポーよりリッポーモールなど株式購入。6.7万星ドル。
12/6 チモリー、株式15%公開、兼松、アジア開銀も引き受けへ
12/13 マイナビ、イのクラウドソーシングサイトの運営会社を買収、子会社化。

12月が終わって最終版の1年版を作ろうかな

世界は一つ家、エクメーネのインドネシア

 

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Diponegoro通りのUI他色々な大学を訪ねたとき、通りを曲がってSalemba通りに出た時UPI(防衛大学校)やCapitol Towerに次々と出会ったが、その角地は植樹が大きすぎて見えなかったが地図には妙な名前のGraha Oikoumena と言う施設があった。
この間、10月のブログ「Bethelとは、日イのベテル」に書いたGraha 

 Bethelの事を思い出したが、それらはペンテコステに繫がる教派で日本にも意外とある事を知って感心したことがある。

今度はOikomenaである。日本語ではエクメーネと読むらしく、あちこちの新築マンションのネーミングに使われていた。つまりハイムXXとかカーサXXと言うようなエクメーネXXと言うが如しである。

 

もともとはギリシャ語源で地球の表面のうち人間が居住している地域を表し、そこから居住空間や家の意味に使われているようだ。
インドネシアの場合はもっと神学的な意味を持つものと思われるが、この現実の世界で民族などによって異なる生き方の違いを乗り越えた和を唱える教義と実践運動のようである。
それは神の作られた世界を、最後の一家族にまで拡大しようとするキリスト教のミッションに高められものであろうか

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Google Mapを Salembaの下手から望むとそこはPGI(インドネシア教会共同体)の本部ビルであり、他にPengurus Pusat GMKI(キリスト教学生運動本部師範)という字も出てくる。GMKIはGerakan Mahasiswa Kristen Indonesiaである。

もっとわかりたい人はUPIとのあ間Lembaga Alkitab Indonesia聖書図書館があるので調べると良い。次から次と奥が深いインドネシアだ。最初のGoogle画像はUPIのスントウール・キャンパスだ。広大な施設だが、こんなものもあったのだなと今思う。

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UPI Sentul Campus  Belanegara



見直すPuri Indah地区のアエリウムとブランズ

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Myブログ「タンゲランに帰る」で一軒忘れていた物件がある。東急が手掛けるBranz Puri Botanical Apartemenである。35階建て2 棟計608戸であるが22 年の引き渡しを予定しているので未だ帰ると言う訳には行かない。

タンゲランに帰る」で触れたのは伊藤忠のAeriumと言うアパートである。こちらも実は完工したか疑問であるが、どちらもJORR I(外環高速)とMerak高速の交差するMeryaゲートが起点になろうか。Branzはこのゲートから南へ3㎞見当であるがAeriumは、北北東3㎞弱と反対となる。そのブログで、近くのGreen Garden地区はJDCも関係しているはずだと書いたがJDCはこちらでなく、このBranz Batanicaの方である。こちらにはCopylas Sports Centerなどがあるところで、AEONに立地場所として紹介されたことがある。

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Green Gardenは北東3㎞見当である。こちらはMerak線のKedoya(Kebon Jurukかな)ゲートに近い。この一帯は多くの不動産王が入り乱れているようだ多くのモールやコンドミがある。病院にPondok Indha Puri Indahと言う名前のものがあったが、多分Pondok Indahグループがやっているのであろう。Sinar Mas、Lippo、Agun Sedayuは間違いない。
MeruyaはPartai Indahへ高速が伸びたので便利だが、小生は大昔PIKのTsuci寺院の方からここのSt.Moritzなどを訪ねて、来たことがある。何のビルかなと思った瀟洒なビルには今はマックが営業していた。

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当時からこの地区の立派さに感心していたが、日本人には場所的に縁が薄いのかも知れない。

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最近のインドネシア 世界の中で積極・大胆・果敢 2

 

11月度25日迄 投資環境トピックス 

最近のインドネシア 世界の中で積極・大胆・果敢 2

A.気候変動・脱炭素への新産業化活発

10/19 石炭火力発電の再生可能エネ発電への移行促進:財務相がアア開銀と協議。

10/25 メドコ、リアウ諸島太陽光発電所(670MW)建設へ、うち 100MW を星へ輸出計画。

10/26 現代自、GIIC でEV『G80』生産予定、年産能力 15万台、政府オフィシャルカーにも。

10/26 サンシープ、リアウ諸島での太陽光発電事業で住友商事ら 7 社と提携。

10/27 ゴジェック、ジャカルタ電動バイク 500 台導入、5 千台まで増やす計画。

10/29 アラムポートと長大、Karai-7 水力発電出力増強で、富士・フォイトハイドロ社と。

11/7 Al Khaleej Sugar Co.、砂糖、バイオマスからの電力製造も、投資 20 億ドルと商業相。

11/1 COP26グラスゴー:イは 2060 年までのカーボンフリーを目標

11/4 プルタミナ、太陽光発電所の開発で UAE のマスダルと MoU。

11/4 鴻海精密工業、イで EV とそのバッテリーの製造工場建設計画か、投資省が表明。

11/12 2022 年から公共交通機関と公用車に EV 導入:大統領補佐官

11/20 ゴジェックと TBS(石炭上場)、二輪 EV の開発で合弁。二輪車の電動化

B. IT/デジタル先進工業化

10/21サリム、容量 15MW のデータセンターインドネシア・スクセス・マクムール開設へ

10/31 Beehive Drones(テルコムセル支援のスタートアップ)、島嶼間でドローン運搬の試行。

10/31 イのスタートアップ企業 2,305 社、米、印、英、加に続く世界第 4 位の数。

10/22 イではユニコーン企業 11社誕 生 、GoTo 、OVO 、ト ラ ベ ロ カなど 

10/25 BI の新決済システム『BI ファスト』の 12 月導入、送金手数料2,500 ルピアに引下

11/3 インドサット、5G などの利用・開発でシスコシステムズと提携 MoU。

11/4 スマートフレン、データセンター事業(1千 MW)でUAEのグループ 42 と MoU。

11/9 首都空港で国内線乗客の顔認証システム導入へ。

 

C. 企業活動は相変わらず活発 外資大型継続に注目

10/21 ロッテケミカル、石化工場開発のため増資へ、25 年完工、年間売上 20.6 億ドル目指す。

10/21 MD ピクチャーズ、テンセント(中国)が株式 14.6%取得,ハリウッド進出目指す。

10/21 ルル・ハイパーマート、2022 年はジャワで 20 店舗オープンと意欲。

10/21 ブキット・アサム、2021 年の石炭生産 3 千万トンに増加目標、前年比 15%増。

10/29 イオンモール、セントゥル店グランドオープン。

11/2 飯田、サワンガンで『レイワ・タウン』(25ha、総事業費約 72億円) Jトラスト銀提携

11/5 エムテック、ファマ・インターナショナル銀買収へ。

11/9 ピアッジオ、ジャバベカで 23 年ぶりの『ベスパ』組立工場に着工、22 年 1 万台。

11/10 チモリー、年内に上場、株式 15%公開して 3.8 兆ルピア調達へ。

11/11 ホテル・サンティカ、パダンに 4 つ星サンティカ・プレミアをオープン。

11/12 塗料のアフィアン、62 億株公開して上場計画、チレボンでの工場建設など向け

11/12 エムテック、RANS エンターテイメントに 2,480 億ルピアを段階的に投資へ

11/16 ブリブリ、ランチマーケット運営社株のTOB開始、最終的に 49%取得の計画

11/17 アジャイブ、ブミ・アルタ銀株 24%取得。

11/17 ガルーダ航空、バリ経由羽田~ジャカルタ線週 4 便運航へ、12 月より。

11/18 イオンモール、国内 4 店目のタンジュンバラット店オープン、『サウスゲート』内

11/20 シンテティス・デベロップメント、東ジャカルタでの住宅地開発(5ha)に着工。

11/8  KAI に政府資金投入へ、最大 6.9 兆ルピア、首都圏 LRT とバンドン高速鉄道で。

11/12 マンダリカ国際サーキット場がオープン、来年 3 月にはモト GP 開催予定。

11/14世界のベストシティ・ランキングでウブドが 4 位に、トップはメキSan Miguel de

11/18 パティンバン港第 1 期フェーズ I 完工、

11/19 アジア開銀が 5 億ドルの対イ融資承認、人的資源のクオリティ改善

D.コロナ対策 特異な対策で制圧と得意

11/1  イ政府がノババックス製ワクチンの緊急使用許可発行、世界初。

ワクチンは9種など  既報

E.外交と国力地位アップへの活動

11/1  サミットでバイデン米大統領と会談、経協、気候変動、来年バリ G20

など  既報

ジャワのムンチラン抑留所の思い出

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ヨクヤ特別州を訪ねた時、Magelang方面を上空で見て、この辺りも静かな歴史ある佇まいが感じられ、住んでみることを疑似体験するために降りて見た。そこはMagelang手前のMuntilanと言う県である。
赤いレンガの施設を見たら、必ず少なくとも植民時代の歴史ある施設があると経験的に知っているから降りて見たのであるが、それに違わず、発見したのは大きな教会施設のGereja Katolik St. Antonius Muntilanであった。

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ここはジャワにおける伝道の先駆者だったようであるが、日本の進駐の時はここは大きな捕虜収容所として使われたようである。当時ここの周りの施設にXaverius College (聖フランシスコ・ザビエル大学)があったようだ。抑留所は1942年12月27日から1945年8月14日まで存在したが最初スラバヤ出身の約2000人、1944年半ばには、ソロ、バンドン、アンバラワなどの他のキャンプからさらに2,000人の女性と子供たちが追加され、戦争の終了まで健康を持ちこすことが出来ず140人中135人が最後の年になくなったようだ。戦争が長引けばもっと犠牲者が出たであろう。日本の恩人でもあるザビエルを土足で踏んだような気もする。もしやと「ジャワで抑留されたオランダ人女性」の”ネル・ファン・デ・グラーフ女史”を見て見ると女史ははここではなくバンドンとジャカルタのチデンであった。

 

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ザビエル大学は今は無くなっており代りにSMA Pangudi Luhur Van Lith Muntilanなどがある。多分全寮制だったのであろうか。昔の上空写真と Google Mapが全体の建物のプロット形や正面のムンチラン若人広場などで一致することを確認した。中庭にはMission Museum Muntilanと言うミュージアムもあるので調べることが出来よう。