WTCは1973年頃からの歴史がある。ちょっとサバを読むと、丁度小生のジャカルタ人生の様で懐かしい。
1973年は最初のMetropolitan Iの建設開始の年である。
Metropolitanの名前はSalim GroupのMetropolitan Kentjanaから来ている。つまりSalimとJardine Mathesonの合弁のPT. Jakarta Landが開発、保有してきたが現在は、Metopolitan Kentjanaを引き受けたCCMの流れのBercaとMathesonのHongkong Land他の合弁構成となっている。WTCは全部で5棟あり、これの整備をしたいと思って筆を執ったが、過去にも2017年5月26日 に「ワールド・トレード・センター 2」としてブログしているので、今日はその追補となる。
Metropolitanの名前は未だ生きているのであろうが、メインが建った1985年にWTC １と呼称し、その後立ったものをWTC 2、WTC ３としたためMetropolitan I、IIはWTC ５及びWTC ６と読んでいる。
WTCと言えば、地球人類最悪テロに斃れたNYのWTCがあるが、この有名なWTCブランドは世界100ケ国のWTCのAssociation 、WTCAのメンバーとなっている。従いジャカルタにはWTCが5棟ある事になる。 何故か日本にはWTCはない。
この5棟の位置確認は非常に難しくGoogle Mapでも全貌把握が難しいかったがWTCAのサイトには冒頭の写真があり一目明瞭である。
WTC2もWTC３もWTCの後ろ左手にあり、WTC1の右側が空いている所を見るとWTC４が生まれるのかも知れない。（個人的推量）
以下位置関係が解ったので棟ごとに知れることをコメントしておこう。
WTC 5：1973年建築開始1976年完工、19F、70m、当初のテナントにはIndocement, FWD、IBM、Metrodataがある。Indocementは自社ビルに1985年転出、1986年に日本左翼テロの自動車爆弾事件があったそうだ。小生は85年に帰国。
WTC ６：1985年完工、工事途中で電気全焼事故あり、再開し2年で完工、現在Allianzが使用しているか、昔からCommonwealthが2020年迄使用していた。 当初HSBCがHayam Wurukビルから転入していた。
WTC 1：1992年完工、 20F 、90m、HSBCがWTC6より再転入、カナダ・Irelandなど4大使館、マーカンタイルクラブ、Colliersがテナント。
WTC 2：2012年完工、30F、160m、Permata Bankビル、Apple、Unicef、旭化成が入居
WTC ３：2018年完工、44F、209m、PWC、ANZ、Allianzが入っているそうだ。
Google Mapを更にしてみたが、日本人が行けるところはFamima程度しかなかった。昔はWTC６の方にPub（Mata Barとか）、WTC１にMercantile Club（今もあり）、ビールを飲みに行っていたがどうだろう。
小生は2017年にコロナで本帰国となり、むしろこの後ろに先に立った他所のアパートの方が気になっていた。それはTamansari Residenceであった。
WTCの始まりは1976、小生はその4年後からであったが。。
